日本蘭亭会では、去る8月25日(土)〜27日(月)の3日間、中国・河南省書法家協会(主席 鳥海)とともに「第8回 日中蘭亭書法交流・河南展」を河南博物館(鄭州市)にて開催いたしました。開幕式には、石川会長、田中・伊藤副会長、藤田相談役、蘭亭会の旅にご参加の40名の方々、弊社代表取締役・渡邉が出席し、盛大に行われました。会場には、251点(日本148点/中国66点/香港37点)の作品が展示され、大変な賑わいを見せました。書法活動への取り組みが盛んな河南省書法家協会は、3,000名の方々に河南展招待状を発送、その影響もあって連日多くの人々が来場し盛況裡に幕を閉じました。
翌日からの蘭亭会の旅では、漢代の画像石刻である打虎亭漢墓、中国最古の道教寺院「中岳廟」、少林寺拳法発祥の地であり達磨大師教学の地でもある「少林寺」、黄河沿いの町、孟津にある「王鐸故居」を訪ね、王鐸第13代孫と記念撮影。また中国最初の仏教寺院として有名な「白馬寺」と、大同・敦煌と並ぶ中国三大石窟の一つ「龍門石窟」を訪問。中でも古陽洞には、北魏時代の書を代表する龍門二十品のうち十九品があり、書の愛好家にとって見逃す事が出来ない場所です。洛陽を後に、一路「開封」へ。仏教寺院の大相国寺、開封最大の風景地「竜亭」、中国最初の民営碑林「中国翰園碑林」を訪ねました。所蔵石碑の多さは圧巻で、なんと3,500枚の石碑が収められています。河南省最後の訪問地は、甲骨文が発見された安陽遺跡。毎日、暑中のバスの旅にもかかわらず、体調を崩された方もなく、河南→杭州→紹興の「蘭亭」へと移動し、日本蘭亭会記念碑(2002年日中国交正常化30周年を記念し建立)を見学、全員無事に帰国いたしました。
次年度は、北京オリンピックの開催と重なり開催が難しい状況ですので、台湾や他の国との交流会を予定しております。
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